午後:債券サマリー 先物続伸、一時144円87銭まで買われる

 29日の債券市場では、先物中心限月12月限は4日続伸。前日に急騰し約9年5カ月ぶりの高値をつけたが、きょうも引き続き買い優勢で、終値では上げ幅を縮めたものの、前場には一時前日比8銭高の144円87銭まで上値を伸ばした。また、現物市場でも10年国債が0.710%と前日に続き年初来の最低水準を更新している。これまで債券相場は安倍トレードといわれる株式市場の上昇を横目に動きは鈍かった。衆院総選挙を12月16日に控え、金融政策に足もと動きが出る可能性は乏しいとの見方が支配的だったことが背景だが、ここにきてにわかに上昇歩調を強めてきた。大手銀行の買い出動が観測される中、それに追随する中堅金融機関の買いが前日からの上げ足に反映されているとの見方だ。もっとも、きょうは引けにかけて利益確定売りも顕在化し伸び悩んだ。
 先物12月限は144円79銭で始まり、高値は144円87銭、安値は144円77銭、終値は前日比4銭高の144円83銭。売買高は2兆1850億円。10年債の利回りは前日比0.005%の低下の0.710%、20年債は0.005%上昇の1.670%、30年債は0.005%上昇の1.930%だった。