東京株式(前引け)=3日続伸で9500円台回復、インフラ関連が買われる

 3日前引けの日経平均株価は前週末比62円高の9508円と3日続伸、約7カ月ぶりの9500円台回復となった。円安トレンドの継続や米国株市場では小幅ながらNYダウが上昇歩調を維持していることで、リスクオンの流れが継続している。
 為替市場では1ドル=82円40銭近辺、1ユーロ=107円40銭近辺の推移で円安含みでのもみ合いとなっており、輸出株中心に追い風材料として意識されている、しかし、それ以上に物色対象として、資金が向かっているのが建設や不動産セクターだ。選挙後に比較第一党として政権を握る可能性の高い自民党が、政権公約に10年間で200兆円規模の公共投資を掲げるなど、内需インフラに前向きな姿勢を示していることから、国策関連として幅広く買いが向かったもの。
 値上がり率ランキングをみても建設や橋梁関連株が上位を独占している状況だ。値上がり率トップがストップ高寸前まで買われた日本橋梁、2位はPS三菱で、こちらは値幅制限いっぱいに買われている。ハザマや熊谷組などの大手建設株も値を飛ばしている。このほか円安を背景にキヤノン、ファナックなどが堅調、リコー、三菱電なども高い。半面、ソフトバンクが大商いも売り物に押され、ディーエヌエー、グリーなども安い。関西電などをはじめ電力株も総花的に売られている。
 前引け時点の東証1部の売買代金概算は5415億円と週明けということもあってやや低調。前場の値上がり銘柄数は1054、対して値下がり銘柄数は437、前週末比変わらずは171銘柄だった。