ムーディーズESMを格下げもユーロ堅調維持

 
金曜日の海外時間には、ドラギECB総裁の発言を受けてユーロ買いが強まりました。その後株式市場が軟調となったことから一旦ユーロ売りが強まる場面もありましたが、ロンドン・フィキシングで再びユーロが買われました。

欧州時間序盤、ドラギECB総裁が「ユーロの安定を維持するために必要なあらゆる措置を取る用意がある」などと述べたことからユーロ買いが強まって、ユーロドルは1.3020台まで、ユーロ円は107.50円付近まで、ドル円も82.50円台まで上昇しました。その後東京時間の高値を上抜けたドル円は82.70円台まで上昇幅を拡大し、ユーロ円も107.60円台まで上昇しましたが、その後ユーロは利食い売りが優勢となって、ユーロドルは1.2990台まで、ユーロ円は107.30円付近まで反落しました。しかし欧州株が上昇したことから再びユーロ買いが強まって、ユーロドルは1.3010台まで、ユーロ円は107.60円台まで上昇しました。

NY時間にはいると、NYダウ先物が軟調な値動きとなったことからユーロがじり安となりました。さらに発表された米・10月個人所得/個人支出がいずれも予想を下回ったことからリスク回避の動きが強まって、ユーロドルは1.2960台まで、ユーロ円は107.10円付近まで下落しました。その後ロンドン・フィキシングで大口のユーロ買い円買いがでた模様で、ユーロドルは1.3020台まで上昇し、ドル円は82.40円台まで下落しました。

NY時間午後にかけては、NYダウが冴えない動きとなる中、ユーロは1.3000付近の取り引きが続き、ドル円も82.50円付近の取り引きとなりました。NY終盤にマコーネル米共和党上院議員が「「財政の崖」に対するオバマ米大統領の提案は滑稽だ」と述べたことから協議が難航しているとしてドル売りが強まって、ドル円は82.30円台まで下落し、ユーロドルもやや上昇しました。

NY時間引け後にムーディーズがフランスが格下げされたことを理由にESMとEFSFの格付を引き下げました。

週明けには、ムーディーズの発表を受けて一時ユーロ売りが強まって、ユーロドルは1.2980台まで、ユーロ円は106.90円台まで下落しましたが、NYダウ先物や日経平均が上昇していることから買戻しが強まって、ユーロドルは1.3040台まで、ユーロ円は107.50円台まで上昇しました。

今日の海外時間にはユーロ圏・11月製造業PMI、英・11月製造業PMI、米・11月ISM製造業景況指数、米・10月建設支出の発表が予定されています。