テクニカル中心の展開を想定

方向感の定まらない動き-ドル円
※ご注意:予想期間は12月5日と表示されていますが、本日(4日)の東京・ロンドン・NY市場の値動きを想定した記述となります。
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 週明けとなった昨日は、まずは先週末の調整が進行しました。小幅のロスカットを絡めながら円買い戻し圧力は高まり、ドル円は欧州タイム序盤にかけて82円をわずかに割り込むところまで下値を拡大しました。

 ところがその後はユーロが幅広い通貨に対して買われる展開となり、円は再び売られる展開となっています。背景にあるのは“スペインの銀行部門への支援要請”と、そして“ギリシャ国債の買い戻し条件公表”です。これを好感たマーケットは幅広い通貨に対してユーロ買いを促し、円は再び売られる格好となりました。

 もっともそうした動きも、NYタイム中盤まででした。米ISM製造業景況指数は2009年7月以来の水準となる49.5へと落ち込み、米景況に対する楽観論は後退しました。このため再び円買い戻しが優勢となるなど、やや円買い圧力が勝った一日ではありましたが、方向感の定まらない動きを続けました。

豪準備銀行(RBA)政策金利に要注目
こうした中で本日の展開ですが、まず東京タイムで注目されるのは豪準備銀行(RBA)の政策金利発表となります。事前予想は25bp利下げ(3.25%⇒3.00%)が大勢を占めていますが、据え置きとの声も根強く聞こえてきます。このためまだ完全に織り込んだというわけではなく、思惑はなお拮抗し続けているといった感じです。そうなると“利下げ or 据え置き”のいずれになったとしても、発表直後は激しく上下に変動する可能性が指摘されるところです。注意しておきたいところです。

その後はテクニカル中心の展開を想定
 一方でそれが終わると、イベント的には欧州の経済指標(英建設業PMI・欧PPI)と、そして要人発言くらいしか見当たりません。昨日の欧州発の材料で足元のリスク回避姿勢は緩和しつつありますが、一方で予想外の悪化となった米ISM製造業景況指数からはリスク選好が一気に高まることは想定しづらいところです。リスク回避/選好を中心とした展開はまだ継続すると見られるものの、本日に関してはテクニカル中心の展開が想定されるところです。

 ジリジリと下値を窺う現在の流れを考えると、82.00-81.90円付近に展開するまとまったドル買いオーダーを割り込むことが出来るかどうかが、目先のポイントといえるかもしれません。これを割り込むことが出来ると、小幅ストップロスを絡めながら先月28日安値(81.688円・Bid)を目指す展開が想定されるところです。一方で割り込めない場合には、再び82.50-80円に展開する分厚いドル売りオーダーを試しに行くと見られますが、シカゴIMMの投機ポジションを見る限り、円売りポジションがすでに膨らんでいます。現在の材料で上方向に突破するのは、“かなり難しい”と考えるのが自然ですが・・・?