東京株式(前引け)=円安一服、目先達成感から利益確定の売り優勢

 4日前引けの日経平均株価は前日比37円安の9420円と4日ぶり反落。前日の欧州株式は総じて高かったものの、米国株市場ではISM製造業景況感指数が低調だったことを受け引けにかけて軟調となりNYダウは反落、これを引き継いでここ上値追い基調にあった東京市場でも利益確定の売りが優勢となった。為替市場で対ドル、対ユーロともやや円高含みの動きとなっていることも手伝って押し目買いも限定的だった。前日に日経平均株価は約7カ月ぶりの9500円台乗せとなったが、目先達成感から戻り売り圧力も顕在化している。ただ、東証1部のPBRは依然として1倍を下回る水準で割安感が意識されるほか、次期政権の政策への期待感から下値を売り込む動きにも乏しく、小幅安値圏の狭いレンジでのもみ合いに終始した。 
 個別には日本橋梁が商いを伴い続伸、PS三菱、戸田工も高い。ホンダも堅調、ソフトバンク、JTなどもしっかり。オリックス、セブン&アイなども買いが先行した。明和産業などの材料株の一角も値を飛ばしている。半面、キヤノンが4日ぶり反落し、ニコンも安く、コマツ、ファナックも冴えない。三井住友、三菱UFJなどメガバンクも見送られた。ファーストリテも売られた。
 業種別には33業種中、15業種あまりが高く、値上がり上位業種は石油、電力ガス、食料品、その他金融、その他製品、小売など。一方、紙パルプ、鉄鋼、海運、精密機器、銀行、非鉄などが軟調。前場の東証1部の売買代金概算は5108億円。前引け時点の値上がり銘柄数は784、対して値下がり銘柄数は681、前日比変わらずは206銘柄だった。