<私の相場観>=みずほ証券・リサーチ本部エクイティ調査部 シニアテクニカルアナリスト 三浦 豊氏

 年内の相場レンジは日経平均株価で9000~9500円で推移するとみている。12月16日の衆議院選挙までは堅調に推移する可能性もあるが、9500円は上値の強力な抵抗ラインになっている。しかも、裁定買い残が2兆円のピーク水準に達しており、ここまでのような裁定買いの積み上げによる相場上昇は難しいと判断する。また、3~4月にかけてもみ合った9400円以上の水準は累積売買金額が60兆円を超えており、9500円を超えてくると戻り売りが相当出てくることも上値抵抗ラインを大きく抜けないとみる理由だ。

 ただ、いったん調整に入っても200日移動平均線の9000~9100円が下値支持ラインになっており、下値も限定的だろう。選挙後には年末に向けてリバウンドをしようが、やはり9500円が上値メドになりそうだ。仮にレンジを抜けてくるとすれば、84円を超える円安進行やNYダウの1万3500ドルを目指す動きが強まった時だろう。当面は全般主力株の上値が重くなる可能性が高く、個別株物色の展開になろう。