シャープが続騰、クアルコムと業務資本提携でIGZO技術評価受ける

 シャープ<6753.T>が続騰、前日比1円高の175円で寄り付いた後10円高の184円まで買い進まれた。前日取引終了後に米半導体大手クアルコムグループと次世代ディスプレイの共同開発と出資引受契約を結ぶことを決めたと正式に発表、IGZO(イグゾー)技術が評価を受けたことを好感している。クアルコムの全額出資子会社のピクトロニックスと次世代のMEMS(微小電子機械システム)ディスプレイの共同開発を目的に業務提携するとともに、クアルコムに第三者割当による新株式を発行、総額約99億円の出資を受け入れる。ただ、今回の増資で調達する資金は台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業の出資予定額の6分の1以下で、次世代ディスプレーの開発や設備投資などに使途が限られ、2回目の増資には10~3月期の営業黒字化など条件が付けられた。抜本的な財務基盤の立て直しには依然として課題が残っている。

シャープの株価は10時4分現在181円(△7円)。