ポジティブ&ネガティブな思惑が交錯!?

欧州↑・米国↓-ユーロドル
※ご注意:予想期間は12月6日と表示されていますが、本日(5日)の東京・ロンドン・NY市場の値動きを想定した記述となります。
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 昨日はユーロ買い・円買い、そしてドル売りが目立つ展開となりました。

 ユーロ買いの背景にあるのは、一昨日の「ギリシャ国債買い戻し提案」や「スペイン・銀行部門への支援要請」です。この影響が続いたことから、ユーロは昨日も強含みで推移しました。ドル売りの背景にあるのは、『財政の崖』問題になかなか進展が見られないことが上げられます。「共和党の提案は不十分」との認識をオバマ米大統領は示したこともあり、これがドルの足かせとなってドル売りを促しました。こうしてユーロドルは一時1.31ドル台に到達するなど、約7週間ぶりの高値へと上昇しています。

“円売りポジション”は巻き戻し-ドル円
 一方で衆議院選公示を受けた円は、「選挙結果を見極めたい」との思惑が台頭しました。このため日銀追加緩和への期待から積み上がった“円売りポジション”に関して、巻き戻しが優勢となっています。これに前記したドル売り圧力が追い風となり、82円ラインを割り込んだドル円は11/28の直近安値(81.688円・Bid)に迫る下落を見せています。

ドル円は直近安値(81.688円・Bid)がポイント
 こうした中で本日の展開ですが、昨日に続いてテクニカル主導の展開が想定されるところです。前記した81.688円は、直近安値としてドル円の主要な支持ラインを形成しています。また大きな陽線をつけた11/21の安値(81.650円・Bid)ともほぼ合致しており、これを割り込むといわゆる“ダブルトップ”を形成することになります。このため割り込んだところにはストップロス絡みのドル売りオーダーが散見されており、同ラインの割り込みの有無を目先のポイントとして注目している向きは多そうです。81.50円付近から下にはドル買いオーダーも旺盛だといわれていますが、注意しておきたいところです。

米雇用はポジティブ&ネガティブが交錯!?

 一方でイベント的には、本日はADP雇用統計(民間)が予定されています。今週最大の注目は何といっても週末の米雇用統計ですので、その前哨戦には当然のように注目が集まると想定されるところです。雇用関連の経済指標は“結果を見るまでわからない”といったものが多いですが、特に今回はハリーケーン「サンディ」の直撃に絡んだ“ネガティブな思惑”と、年末商戦に向けた臨時雇用という“ポジティブな思惑”が交錯しています。

 このため方向感の定まらない不透明感(思惑)が、事前に一人歩きしてもおかしくありません。発表のみならず、発表前の動意にも注目しておきたいところです。