東京株式(前引け)=円安歩調受けて前引けにかけ切り返す

 5日前引けの日経平均株価は前日比11円高の9443円と小幅反発。朝方は前日の米国株市場でNYダウが小幅ながら続落していたこともあり、これに歩調を合わせる形で主力株中心に軟調だったが、その後は徐々に戻り足に転じた。為替市場では対ドル、対ユーロともやや円高含みに推移していたが、午前10時を過ぎたあたりから円が売られる流れに変わったことも全般相場に追い風となった。前引けにかけては先物への大口買いなども足場にプラス圏に浮上している。今週末に米国で11月の雇用統計発表を控えているほか、国内も選挙期間中に新たな政策の思惑が浮上しにくくなっていることなどから、足もとは積極的に上値を買う動きは乏しいものの下値を売り込む動きもみられない。
 個別には戸田工が売買代金トップで高いほか、シャープ、ディーエヌエー、ファーストリテイリングなども商いを伴い買われている。富士紡HD、クボタ、不動テトラなども物色人気を集めた。半面、トヨタ、ホンダ、日産自など自動車株が冴えず、三井住友など銀行株も見送られた。ここ人気となっていた日本橋梁やPS三菱も上昇一服となった。前場の東証1部の売買高概算は8億8470万株、売買代金は4605億円。前引け時点の値上がり銘柄数は749、対して値下がり銘柄数は704と高安が拮抗している。前日比変わらずは214銘柄だった。