<私の相場観>=SMBC日興証券・株式調査部部長 西廣市氏

 株式市場は目先的にはやや過熱感も指摘され、押し目を形成する局面はありそうだが、下値に対しても底堅さを発揮しそうだ。日経平均株価で9500円ラインは黄金分割比率などからもひとつのフシとなっており、一服感が出やすい水準。ただ、ここをブレイクして、年内に上値1万円への挑戦も十分視野に入るとみている。

 年末に向けてのレンジとしては9200~1万円のゾーンで考えている。株価上昇の条件としては今よりも出来高水準が膨らむことがポイントとなろう。

 外部環境をみると日本株に有利な条件は揃っている。ここ最近の円安傾向は今後も続くとみられること、東証1部PBRは依然として1倍を下回る水準で割安感が伴っていること、さらに11月に入って外国人の買い越し基調が継続していることも株式需給面からの追い風材料といえる。

 物色対象としては来年の柱となるテーマを念頭に置いて方向性を見極めたい。バイオや新エネルギー関連などに注目。また全般底上げに伴い、基本に立ち返って好業績銘柄を改めて選別する動きも出てきそうだ。