物価は織り込み済みの米雇用統計

物価は織り込み済みの米雇用統計
7日(金)に発表される米11月雇用統計は失業率こそ7.9%と横ばいの予想ですが、非農業部門雇用者数は8.6万人増と10月の17.1万人増から増加幅がほぼ半減すると予想されています。

もっともこれは、10月末に米国を襲ったハリケーン「サンディ」の影響と、万一「財政の崖」が回避できなかった場合に備えて企業が採用を抑制したためとみられており、雇用情勢の悪化はほぼ「織り込み済み」と言えます。

今後は、ハリケーン被害からの復興のために雇用が増加する可能性が高い事から、今回の雇用統計については余程の弱い結果にならない限りネガティブ方向への反応(株安・資源安・円高など)は限定的と考えられます。

「財政の崖」問題についても、昨日(5日)、オバマ大統領がやや楽観的な見通しを示した事などから、ぼんやりとではありますが年内合意への期待が浮上しています。

こうした中で、今回の雇用統計の結果が予想ほど弱くなければポジティブに捉えられそうです。