ドラギ総裁マイナス金利に言及でユーロ売り強まる

経済見通しは下方修正
昨日の海外時間には、ECB理事会後の会見でドラギECB総裁が経済の見通しを下方修正したことを述べたり、マイナス金利に言及したことからユーロ売りが強まりました。

欧州時間序盤、寄り付きから欧州株が上昇したことからユーロ買いが強まってユーロドルは1.3080台まで上昇し、ユーロ円は107.90円付近まで上昇しました。さらに独10月製造業受注が予想を上回ったこともあってユーロは堅調な取引が続きました。その後BOE(英中銀)が予想通り政策金利の据え置きを発表しましたが、相場に与えた影響は限定的なものでした。この間ドル円は、米長期金利の動きにそって一旦82.50円台まで買われた後82.30円台まで反落しました。

NY時間にはいって、ECB(欧州中銀)も予想通り政策金利の据え置きを発表しましたが、1.3050台まで小緩んでいたユーロドルは再び1.3080台まで反発しました。その後ドラギECB総裁の会見が行われ「経済見通しを下方修正、下振れのリスクがある」「中銀預金金利のマイナス金利について協議をした」などと述べたことからユーロ売りが強まって、ユーロドルは1.3020台まで、ユーロ円は107.30円台まで下落しました。その後ECBスタッフの見通しとして「2014年にのユーロドルのレートを1.28と想定」とされたことからユーロ売りが一段と強まりました。さらにイタリアのモンティ首相が辞任するのでは、との噂も拡がって、ユーロドルは1.2940台まで、ユーロ円は106.60円台まで下落し、ドル円もユーロ円の売りにつられて82.20円付近まで下落しました。

その後は翌日に米雇用統計の発表を控えて、狭いレンジでの取り引きが続きました。

今日の海外時間には米・11月雇用統計の発表があるほか、英・10月鉱工業生産、独・10月鉱工業生産、加・11月雇用統計、米・12月ミシガン大学消費者信頼感指数の発表と、ドラギ・ECB総裁の講演が予定されています。