東京株式(前引け)=欧米株高受け買い先行も上値重い

 7日前引けの日経平均株価は前日比19円高の9564円と3日続伸。前場の売買代金概算は10億5623万株、売買代金は5038億円、前引け時点の値上がり銘柄数は669、対して値下がり銘柄数は796、前日比変わらずは209銘柄だった。
 前日の欧米株市場が堅調だったことから、朝方からやや買いが優勢で始まったが、その後は狭いレンジでの強含みもみ合いに終始した。ECBのドラギ総裁の会見でECBによる早期利下げの観測が強まったことから、為替市場で朝方は1ユーロ=106円台70銭前後と円高・ユーロ安に振れ、これが景気敏感株などを中心に上値を重くした。日本株を買い越し基調にある外国人投資家の動きに期待がかかるものの、日本時間今晩に米11月の雇用統計発表を控えており、全般上値を買い進む動きは限定的だった。一方、東証1部のPERは直近で0・97倍と依然として1倍を下回っており、下値に対しても底堅さを発揮、強弱拮抗の中で膠着した動きとなっている。
 個別にはシャープが東証1部断トツの売買代金で急騰、三井住友、三菱UFJなど大手銀行も商いを伴い堅調。ホンダ、トヨタ、日産自などの自動車株もしっかり。ファナック、ソニーなども堅調、ダイキンも買われている。このほか東急建設、三住建設などの低位の建設株が値を飛ばしている。半面、ソフトバンクが軟調、KDDIが安いほか、ディーエヌエーが冴えず、富士通も売りが先行した。ヤマダ電が安く、戸田工も見送られた。藤森工、関電化なども反落した。