東京株式(大引け)=膠着相場、円高進行で値を消す

 7日の東京株式市場は前日比強含みで膠着した展開となったが引けにかけて値を消し、日経平均株価は小幅安で着地、3日ぶりの反落となった。
 大引けの日経平均株価は前日比17円安の9527円。東証1部の売買高は概算で20億9230万株、売買代金は1兆860億円。値上がり銘柄数は645、値下がり銘柄数は870、前日比変わらずは173だった。
 前日の欧米株市場が堅調だったことから、朝方からやや買い優勢で始まったが、前場は狭いレンジでの強含みもみ合いに推移、後場終盤に為替市場で円高に振れるのを横目に手仕舞い売りが出てマイナス圏に沈んだ。きょうは週末であることに加え、日本時間今晩に米11月の雇用統計発表を控えており、全般上値を買い進む動きは限定的だったといえる。ECBのドラギ総裁の会見でECBによる早期利下げの観測が強まったことから、対ユーロで円高傾向に振れたことも輸出株中心に買いが手控えられる要因となった。その中、物色の矛先は建設をはじめ低位株に向かう傾向が強かった。
 個別にはシャープが東証1部の売買代金断トツで急騰したほか、三井住友、三菱UFJなど大手銀行株や野村HDなども買いが優勢だった。NTTドコモは買われたが、対照的にKDDIとソフトバンクは下落した。このほか、東急建設、三住建設、大末建など低位の建設株が物色人気を集めている。一方、ディエヌエーが軟調、アステラス製薬、ヤマダ電なども値を下げた。きょうの東証1部の年初来高値更新は68銘柄、対して年初来安値更新は4銘柄だった。