上下両サイドのブレイクの見極めが肝心!?

米雇用統計 上下両サイドのブレイクの見極めが肝心!?
本日の注目は、やはり月に一度のビッグイベントである“米雇用統計”ということになります。

 事前予想を見ると、失業率は“前月比横這い(7.9%)”、そして非農業部門雇用者数はハリケーン『サンディ』の影響もあって“5ヶ月ぶりに+10万人を割り込む(+8.6万人)”とされています。しかしながら毎年のことではあるものの、12月に発表される米雇用統計には“年末のクリスマス商戦に向けた臨時雇用”というポジティブな期待が孕んでいます。このため数値以上に思惑は交錯しており、発表次第ではポジティブ・ネガティブのどちらにもサプライズとなる可能性が隠れています。

 ただし思惑が交錯しているということは、発表までは“様子見”から積極的なポジション形成は敬遠されやすいことを意味するものでもあります。82.20-00円にはかなり分厚いドル買いオーダーが散見されている反面、82.70円付近から上方向には段階的なドル売りオーダーが万遍なく展開しているとされています。発表まではこれを“両サイドとした様子見の膠着”を想定しつつ、そして結果次第ではあるものの発表後にはこの“両サイドのブレイクの有無”を見極めたいところです。

基本は様子見、しかし忘れてはならない欧州・日本の思惑
もっとも欧州からは“ECB追加緩和”という新たな火種が生まれており、そして日本では世論調査等を背景にした“日銀追加緩和への思惑”がいつ増幅されないとも限りません。米雇用統計をメインテーマとして、「それまでは様子見が基本路線となりますが、日・欧の状況にも一定の注意は払っておく必要がありそうです。