東京株式(前引け)=米景気回復背景に買い先行も、上値も重い

 10日前引けの日経平均株価は前日比23円高の9550円と反発。前場の東証1部の売買高概算は11億3547万株、売買代金概算は5011億円。値上がり銘柄数は826、値下がり銘柄数は680、変わらずは174銘柄だった。
 前週末に発表された11月の米雇用統計が市場コンセンサスを大きく上回り、NYダウも81ドル高と3日続伸するなどリスクオンの流れが継続、これを引き継いで東京市場でも主力株を中心に買い優勢で始まった。米経済が回復色を強める中で、金融政策面でも11、12日に開催されるFOMCでは現在の量的緩和政策を延長するとみられるなど、株式市場を取り巻く外部環境は良好であり、下値には買いが厚い状況だ。
 ただ、一方でここ最近の株価上昇で戻り売り圧力も高まっており、9500円台は上値も重くなっている。16日には衆院選の投開票も控えており、選挙結果を見極めたいとの思惑もあって積極的に上値を買う動きは限られている。
 個別にはディーエヌエーが高く、アドバンテスト、ファーストリテイリングも買われた。ダイハツ、信越化学、NTNなども物色されている。半面、シャープが軟調、三井住友、三菱UFJなど大手銀行株も冴えない。JTが売られ、オリックスも安い。