外為サマリー:円、1ドル82円40銭前後で往来、イタリア不安でユーロは軟調

 10日の東京外国為替市場の円相場は、午後3時時点で1ドル=82円39~40銭近辺と先週末午後5時時点に比べ4銭の円安・ドル高。対ユーロでは106円31~35銭と同4銭のユーロ安・円高だった。円は、対ドルで2時過ぎに一時、82円30銭台後半に上昇したものの、その後82円40銭前後の横ばい圏へ値を戻した。11月の米雇用統計では非農業部門雇用者数は増加したものの「ドルを買い上がるまでのインパクトはない」(市場関係者)といい、依然、往来圏を抜け出せない状態にある。
 一方、ユーロ・ドル相場は、1ユーロ=1.2904~05ドルと同0.0032ドルのユーロ安・ドル高。イタリアの政局不安がユーロ安要因とみられている。イタリアのモンティ首相が辞職する意向を伝えたと報じられたことで「政局不安は財政再建にはマイナス材料」(アナリスト)とみる声が出ている。ただ、ギリシャ問題などは落ち着きつつあり、「すぐに欧州不安が再燃する懸念は少ないのでは」(同)とも指摘されている。