東京株式(大引け)=6円高、米景気回復で買い先行も上値重い

 週明け10日の東京株式市場は買い先行でスタートしたものの、そこから上値を追う展開とはならず、小動きに終始した。前週末終値をはさんでのもみ合いを続けた後、結局日経平均株価は小幅プラス圏で着地した。
 大引けの日経平均株価は前週末比6円高の9533円と小反発。東証1部の売買高は概算で19億4414万株、売買代金概算は9444億円。値上がり銘柄数は746、値下がり銘柄数は786と拮抗、前週末比変わらずは159銘柄だった。前週注目されていた11月の米雇用統計が市場コンセンサスを大きく上回ったことから、NYダウが3日続伸するなどリスク選好の流れを後押しし、東京市場でも全般買い優勢で始まった。米経済が回復色を強める中で、金融政策面でも11、12日に開催されるFOMCでは現在の量的緩和政策を延長するとみられるなど、株式市場を取り巻く外部環境は良好で、下値は頑強だ。ただ、日経平均9500円台は上値の重さも意識され、利益確定の売りと新規の買いが相殺される形で膠着感の強い展開を強いられている。
 個別にはシャープ5日ぶり反落となったほか、三井住友、三菱UFJなど大手銀行株も冴えない。ソニー、東芝なども売りが優勢だった。半面、デイエヌエーがしっかり、信越化学、アドバンテストなど一部の半導体関連が堅調、ファーストリテイリングも物色された。アイロムHDは連日の急騰できょうはストップ高に買われた。このほか低位株人気が継続、値上がり率の上位には、東京機、福島銀、古河機、大東銀など株価2ケタの“超低位株”の一群にも買いを集めるものが目立っていた。