外為:「米FOMCは波乱少ない展開か」=上田ハーロー・山内俊哉氏

 11日から12日にかけ米公開市場委員会(FOMC)が開催されるが、「あまりサプライズは無いのではないか」と上田ハーローのマーケット企画部長、山内俊哉氏は予想する。7日に発表された米11月の雇用統計は非農業部門雇用者数が14万6000人の増加で失業率も7.7%に改善されたが、過去2カ月分は下方修正され、失業率の改善も求職者数の減少によるものであり、「ドル買いには力不足だった」という。FOMCに関しては、「2015年半ばまで事実上のゼロ金利政策を継続する方針には変わりなく、たとえ雇用統計が一時的に好転したとしても基本方針に変わりはないだろう」と見ている。ツイストオペの期限が迫っているが、市場には400億ドルのモーゲージ担保証券(MBS)買い入れと450億ドルの国債購入となるとの見方が出ている。
 むしろ、「安倍自民党総裁の発言を機に大きく膨らんだ円ショートの買い戻しがいつ出てくるか」に関心を示し、「選挙結果や日銀金融政策決定会合を契機にポジションを閉じれば円高・ドル安が進む可能性がある」と指摘している。