<マーケットアイ>=都心再開発ラッシュ、不動産セクターに出番(2)

 このほか既に着工している案件も含めて東京都心の再開発が相次いでいる。ビジネスの中心地、東京・大手町では、東京建物<8804.T>と大成建設<1801.T>が進めているのが「大手町1―6計画」。これは、みずほ銀行大手町本部ビル(旧富士銀行本店)と大手町フィナンシャルセンターを建て替えるもの。地上38階建て、高さ200メートルの超高層ビルとなり、オフィス、ホテル、商業施設が入り、14年に完成する予定。

 さらに、東京駅周辺では、ビル建設が目白押しの状態。竣工したばかりのJR東日本<9020.T>による東京駅丸の内駅舎の復元事業に続き、三菱地所<8802.T>の「丸の内1―4計画」「大手町1丁目第2地区再開発事業」などでの竣工が相次ぐ。

 老朽化が懸念されている首都高速道路と同様に、都心のオフィスビルについても、1964年の東京オリンピック前後の高度経済成長期に建設されたものが多く、50年を経過するなかで、再開発を含めた建て替え時期にさしかかっているということだ。

 現在、長期国債などを中心に、資産を買い入れるための資産買入基金は91兆円に達している。16日の総選挙投開票以降、自民党を中心とした新政権がスタートした場合、日銀への追加的金融緩和の圧力がさらに強まり、一段の買入基金積み増しが濃厚だ。買い入れ対象は、ETF(上場投資信託)やリート(上場不動産投信)へも大きく広がりをみせる可能性がある。