東京株式(大引け)=8円安、見極め材料多く、全般買い手控え

 11日の東京株式市場は終始模様眺めムードの強い展開で弱含みの推移に終始した。ただ、後場は戻り足に転じ、大引け間際に一瞬プラスに転じる場面もあった。
 大引けの日経平均株価は前日比8円安の9525円と小反落。東証1部の売買高は概算で15億4472万株、売買代金概算は8783億円。値上がり銘柄数は548、値下がり銘柄数は962、前日比変わらずは180。
 前日の欧米株市場は総じて堅調な推移を示していたが、東京市場では全般買い疲れ感が垣間見える中で、見極め材料も多く、全般手控えムードが強かった。日経平均は心理的フシ目の9500円台を下回って推移する局面もあったが、一段と下値を売り込む動きには至らなかった。 
 11日、12日に行われるFOMCの結果や、今週末の日銀短観などが注目されるほか、16日には衆院選挙の投開票が行われる。また、今週末にはSQを控えていることで株式需給面からの不透明材料も意識された。イタリアのモンティ首相辞意表明による政局不安も尾を引いたようだ。引け間際の戻りについては、株価指数先物絡みの大口買いが寄与したとみられている。
 個別にはSUMCOが商いを伴い急騰、シャープも物色人気となったほか、グリー、ディーエヌエーなどSNS関連が買いを集めた。また、ファーストリテイリングが高く、スズキも値を上げた。クボテックはストップ高、ベスト電も値を飛ばしている。半面、関西電などをはじめ電力株が急落、ホンダが冴えず、ファナック、コマツなども見送られた。任天堂も大幅安となった。