<マーケットアイ>=寒波襲来、冬物消費関連に照準(2)

 暖房器具市場も様変わりの状態。石油暖房機を手掛けるコロナ<5909.T>は、節電需要取り込みを狙い石油給湯器を一段と強化、大手住宅メーカーとリフォーム市場を積極開拓。震災需要が剥落する石油ストーブは弱含みながら、低消費電力ファンヒーターが製品群拡充、積極拡販で下期拡大を見込む。このほかに、暖房器具関連では、ダイニチ工業<5951.T>、リンナイ<5974.T>にも活躍期待。

 また電気こたつ、ホットカーペットの山善<8051.T>は、採算のよい節電関連商品が高水準で今期も営業増益を達成する見通し。さらに、冬の鍋物料理には欠かせないカセットコンロやガスボンベの岩谷産業<8088.T>からも目が離せない。

 豪雪対策で注目されるのがスタッドレスタイヤ、スノータイヤの冬用タイヤの需要が、前倒しとなっていること。住友ゴム工業<5110.T>、東洋ゴム工業<5105.T>など大手タイヤメーカーをはじめ、それを販売するカー用品専門店チェーンのイエローハット<9882.T>、オートバックスセブン<9832.T>もビジネスチャンスが広がる。
 節電の継続で家庭やオフィスでの暖房温度が低くなるのを見越し、各量販店は薄くて保温性の高い機能性衣料の拡販に狙いを定めている。「ヒートテック」がロングセラーとなっているファーストリテイリング<9983.T>のユニクロは、今シーズンも健闘をみせており、三陽商会<8011.T>は、湿気を吸うことで発熱する特殊な綿「マックスサーモ」を使った、薄くて軽くて暖かいコート「スマートウォーマー」が好調な推移となっている。