レンジ突破は難しいも、乱高下する可能性は有!?

イベントの谷間を突いて大きく上伸-ユーロ円
※ご注意:予想期間は12月13日と表示されていますが、本日(12日)の東京・ロンドン・NY市場の値動きを想定した記述となります。
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FOMC(米連邦公開市場委員会)前という“イベントの谷間”に当る昨日は、ユーロが大きく買い戻されました。

独12月ZEW景況感調査が事前予想に反してプラスになったことを背景に、独景気減速への警戒感が後退したからです。また「ギリシャは国債買い戻し目標(300億ユーロ)を達成できる見通し」と伝わったこともリスク回避マインドの後退へと繋がり、ユーロ買いが促されました。こうしてユーロドルは1.30ドルの大台を回復し、ユーロ円も107円半ばまで反発しました。
イベントを控え、大きな動意見られず-ドル円
一方でFOMC(米連邦公開市場委員会)を控えたドル円は、ジリジリと上値を拡大したものの、大きな動意は見られませんでした。前記したリスク回避マインドの後退が円売り圧力としてやや機能しましたが、上値のポイントとされる11/22高値(82.836円・Bid)を攻めるところまで入っておらず、82円半ばを超したところでは上値を押さえられています。
やはり注目は“思惑が台頭しやすい”FOMC
こうした状況で迎えた本日ですが、やはり一番の注目はFOMCとなります。現在は短期債を売って長期債を買う「オペレーション・ツイスト」を月450億ドル規模で行っていますが、これが年末で期限切れとなります。「原則、延長される」との見方が優勢となっていますが、「QE4(米量的緩和第4弾)まで実施される」との見方が一部で渦巻いていますので、思惑が台頭しやすい状況でもあります。

また米『財政の崖』に関しても、まだ目立った進展が見られておりません。「基本的には期限までに合意される」との見方がありますので、そこまでリスク回避へと傾斜しているわけではありませんが、“期限まで3週間を切った”という現実には目を向けておく必要があります。具体的な財政再建案の提示をベイナー・下院議長(共和党)は求めていますので、動意の芽はFOMC以外にも潜んでいるといえるかもしれません。
レンジ突破は難しいも、乱高下する可能性は有!?
テクニカル的には、相変わらず先月22日高値(82.836円・Bid)から上には分厚いドル売りオーダーが展開し、一方で82.00円付近から下には段階的にドル買いオーダーが控えています。このため様子見ムードの中ではレンジ突破は難しいと考えるのが自然となりますが、それでも乱高下には注意が必要な局面といえそうです。