<クローズアップ>=EV本格普及で蓄電池高成長へ、理想買いから現実買いへ(2)

 クライスラー・グループも珍しい電気自動車を発表した。すぐに採算が取れそうになく、顧客を引き付けるとも思えないようなものだそうだが、米国内各地で環境規制が強化され、必要に迫られているからだという。例えば、カリフォルニア州ではスモッグのかかった空気と温暖化が美しい海岸線にとって長期的な脅威になると見ており、20年以上にわたって規制を導入してきた。

 環境に配慮してEV普及を促していこうという流れは日本国内も同じで、今後、急拡大が予想されている。専門機関からは2011年の1兆8123億円から15年には7兆3177億円、2020年には11兆9758億円に達するとの予測が公表されており、普及のポイントになる駆動用蓄電池の国内市場は、今後年平均成長率26%の成長が続き、16年には3165億円に達すると予想されている。

 蓄電池と言えばまず大手のジーエス・ユアサ コーポレーション<6674.T>はマークが欠かせない。三菱商事、三菱自動車との合弁会社を通じて三菱自動車にリチウムイオン電池を供給、新規ユーザーと採用車種拡大を見込み、リチウムイオン電池事業は14年3月期黒字化を目指す。

 以下、その他の注目銘柄をピックアップした。