「継続」VS「調整」勝つのは・・・!?

間隙を縫う仕掛け的な動き-円売り進行
※ご注意:予想期間は12月14日と表示されていますが、本日(13日)の東京・ロンドン・NY市場の値動きを想定した記述となります。
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 昨日はFOMC(米連邦公開市場委員会)というビッグイベントを待つ様子見モードの間隙を縫って、円売りが進行しました。

 北朝鮮のロケット(ミサイル?)発射に伴って地政学的リスクが蒸し返されたことをキッカケに動き出した円売り圧力は、その後は日銀の追加緩和を期待する思惑を背景とした仕掛け的な動きへと変化していきました。こうして先月22日高値(82.836円・Bid)-83.00円に展開していた分厚いドル売りオーダーの突破を目指して上値を窺い続け、そしてFOMC前のNYタイム中盤にはとうとう突破する動きを見せました。

FOMC後はリスク選好マインド優勢-また円売り
 そして発表された注目のFOMCは、「毎月450億ドル規模の長期国債買い入れ実施」という事実上の緩和策の継続と共に、「失業率が6.5%程度に安定するまでゼロ金利政策を継続」という時間軸の変更まで行ってきました。このため発表直後は“サプライズ”としてドル売りが優勢となり、ドル円は再び83円ラインを割り込む動きとなりました。しかしながら時間の経過と共に同内容を好感するリスク選好マインドへと変化し、逃避通貨とされる円を再び売る動きへと繋がって昨日の取引を終えています。

“継続性”と“調整の有無”がポイント
 こうした中で本日の展開ですが、基本は昨日進行した円売りの“継続性”と“調整の有無”ということになります。

 短期的には昨日の円売りは“行き過ぎ”の可能性があり、調整する動きが入ると考えるのが自然だからです。またFOMCを終えたことで、米国では再び『財政の崖』という、依然として解決策が見えてこない不安定要素がクローズアップされる可能性が否定できないからです。

 しかしながら主要な抵抗ラインとして機能してきた82.83-83.00円ラインを突破したことで、さらなる上方向への思惑が台頭しやすい環境となっていることは否めません。さらに衆院選を前に「自民党大勝」と大々的に報じられ続けている環境を重ねると、日銀への追加緩和に対する思惑も増幅してもおかしくないところです。

 本日はEU首脳会議が予定されており、また米国でも小売売上高や卸売物価指数という主だった経済指標が控えています。このため結果を見極めたいとする思惑を鑑みて“動きづらい展開”と考えるのが自然となります。しかしながら“その間隙を縫った仕掛け的な動き”が、昨日のように入ってこないとも限りません。早期に83円ライン割れを示現する調整が達成できなければ、目先はさらなる仕掛け的な円売り圧力が持ち込まれる可能性を警戒しておく必要がありそうです。