NECが上げ足強める、電機大手の最出遅れ

 NEC<6701.T>が急伸。戻り高値のフシとなっていた155円をクリアし、一時159円まで買われている。通信インフラ設備で国内トップ、クラウドなどITサービスを強化する一方、強力なリストラ推進で13年3月期は経常66%増益の700億円、最終損益は200億円の黒字転換見通しにある。足もと急速に進む円安の追い風に加えて、業績低迷で財務不安のあったルネサスの官民合同支援が決まったことで、株価の重しがひとつ外された格好だ。「株価は電機セクターの中では構造不況にあえぐ民生機器のシャープやパイオニアの後塵を拝しており、最出遅れに位置。その分だけ上値修正余地は大きいというも見方もできる」(国内証券エクイティ部)。株式需給面からは155~160円近辺の滞留出来高が突出しており、ここでの戻り売りをこなせば、上げ足が速くなる可能性も指摘される。

NECの株価は13時43分現在158円(△5円)。