<私の相場観>=ピクシスリサーチ・代表取締役 清水洋介氏

 日経平均は今後、一段の円安や米国の景気拡大などの追い風があれば年内にも9800円から9900円前後への上昇も期待できるだろう。

 ただ、為替の円安は大分いい水準まで進んでおり9700円程度で上値は抑えられる可能性はある。1万円乗せには1ドル=85円、1ユーロ=110円程度の円安は欲しいところだ。関心を集めている日銀の金融緩和に関しては実体経済におカネが回るような措置が必要だと考えている。

 個別銘柄では、電子書籍関連に注目している。電子書籍の機器関連の競争は激しいが、コンテンツ関連には投資妙味がありそうだ。パピレスやイーブックなどに期待している。

 また、クラウド関連市場の広がりも無視できない。富士通やNEC、ビットアイルなどに成長余地がありそうだ。

 今後も資源価格は上昇が見込めると見ており、三菱商事や三井物産などの総合商社株は狙い目だろう。さらにブリヂストンやヤクルト、信越化学など他社にまねができない独自性のある事業を展開している銘柄は一段の活躍が期待できそうだ。