日銀短観の弱い結果もあって円一段安に

 
昨日の海外時間には、ユーログループがギリシャへの支払いを承認したことなどから欧州株が上昇したことをうけてユーロが買われました。一方ドル円は一旦売られましたが米長期金利が上昇したことから反発しました。

欧州時間、欧州株が下落する中リスク回避の動きでドル買い、円買いが強まってユーロドルは1.3040付近まで、ユーロ円は108.60円台まで、ドル円も83.20円台まで下落しました。その後ユーログループがギリシャへの支払いを承認し、ユンケル・ユーログループ議長が「ギリシャは2013年の早い時期にさらなる支払いを受ける」「必要であれば追加の措置を講じる準備がある」「ギリシャに対するプログラムにはIMFも参加するだろう」などと述べたことからユーロ買いが強まって、ユーロドルは1.3070付近まで、ユーロ円は109.10円台まで、ドル円も83.50円台まで反発しました。

NY時間には、発表された米・新規失業保険申請件数が予想よりも良い結果だったことからユーロドルは一旦1.3080台まで上昇しましたが、同時に発表された米・11月小売売上高が予想を下回ったことから逆に1.3060付近まで下落したあと再び買われるなど不安定な動きが続きました。一方米長期金利が上昇したことからドル円は83.60円台まで上昇しました。その後も欧州株価が上昇していたことから再び強まって、ユーロドルは1.3100付近まで、ユーロ円は109.40円台まで、ドル円も83.60円台まで上昇しました。

NY時間午後になって、米共和党のベイナー下院議長が「大統領は財政の崖を回避するための歳出削減に関して真剣ではない」「大統領の提案は均衡からほど遠い」などと述べたことからNYダウが売られ、ユーロドルは1.3060付近まで、ユーロ円は109.00円付近まで反落しました。一方ドル円はリスク回避の円買いと日経新聞が「自民党・公明党と合わせて300 議席をうかがう勢い」と報じたことをうけた円売りが交錯して83.60円付近の小動きとなりました。

東京時間に発表された日銀短観は予想よりも弱い結果だったことから、来週の日銀金融政策決定会合で追加緩和が決定されるとの期待が強まって円売りが強まっています。

今日の海外時間には独/ユーロ圏・12月製造業/サービスPMI、ユーロ圏・11月消費者物価指数、ユーロ圏・第3四半期雇用者数、米・11月消費者物価指数、米・11月鉱工業生産、米・11月設備稼働率の発表が予定されています。