午後:債券サマリー 先物は続落、政権交代後の財政運営に関心

 14日の債券市場では、先物中心限月3月限は前日比10銭安と続落した。前場は前日に比べ5銭安だったが、後場に入り円安が加速すると一時19銭安まで売られた。「自民党と公明党で300議席獲得の勢い」との日経新聞の報道が流れ、政権交代後の財政運営に市場の関心が向かった。「一段の国債増発があれば超長期債を中心に需給が崩れかねない」(市場関係者)との見方もあり、この日は30年債に利回り上昇がみられた。
 来年度の国債発行計画は、衆院選を踏まえ明らかになっていないが、「新内閣の発表を経てからで新年に入って発表されるのでは」(同)という見方がある。自民党に政権交代が行われた場合、大規模な補正予算が打たれる可能性もあるだけに、債券市場関係者は新政権の財政運営への関心を高めている。
 先物3月限は144円43銭で始まり、高値は144円48銭、安値は144円21銭、終値は前日比10銭安の144円30銭。出来高は4兆3876億円に膨らんだ。10年債の利回りは前日から0.005%上昇の0.730%、20年債は同変わらずの1.695%、30年債は同0.010%上昇の1.950%だった。