外為:日銀短観は予想の範囲内、大規模な金融緩和期待は後退か

 14日発表の日銀短観は、大企業製造業の業況判断(DI)がマイナス12と市場予想(マイナス10)を下回った。ただ、「悪化水準は予想の範囲内」(市場関係者)との見方が多く、為替・債券市場の反応は限定的だった。下期の想定為替レートは1ドル=78円台に置かれており、「いまの80円台の為替水準なら結果はもっと良かったのでは」(同)との声も出ていた。
 この日銀短観を経て、次回の19~20日に開催される日銀金融政策決定会合を迎えることになるが、「資産買い入れ等基金の規模拡大はありそうだが、それ以上の大規模な金融緩和は実施されないのではないか」(アナリスト)との見方も出ている。すでに、大幅な円安が進み株価も上昇しているなかでは「わざわざ思い切った政策をとる必要性は薄れた」(同)ともみられている。市場の関心は政権交代後の政策に関心は向かうなかでは「たとえ金融緩和が小出しとなっても為替への影響は限定的ではないか。いまは米国の『財政の崖』の方が気になる」(同)との見方もある。