週末の衆議院選挙のポイントと為替相場

自公320議席以上なら一段の円安に
いよいよ衆議院選挙の投開票日が迫ってきました。

今回の総選挙では自民党が第1党となって政権に復帰することが確実な情勢です。

衆議院の解散以来、自民党の安倍総裁が日銀法改正を視野に入れて、日銀に対しこれまで以上に積極的な金融緩和を求める発言を繰り返していることや、公約の中に「官民協調外債ファンド」を設立し円高是正を目指すことが盛り込まれていることなどから円安の動きが続いています。

選挙結果を受けた週明けの為替市場はどんな動きになるのでしょう。

選挙の予想は、終盤に来て自民党の地滑り的な大勝の予想が増えていています。今の注目点は、自民党と公明党を合わせて、衆議院の2/3にあたる320議席を確保できるのか?という点になっています。

もし、自民党が単独過半数を確保したとしても、自公合わせて319議席以下であれば連立を組まないと参議院では少数与党になって、いわゆるネジレ状態が続きます。ネジレ状態が続けば、これまで安倍総裁が発言してきたことが全て実現できるかという事に疑問が出てきます。一方、もし320議席以上獲得すれば、仮に参議院で否決されても、衆議院で2/3以上で再可決すれば法案が成立する為、基本的には自公で合意したことは何でも実現できることになります。

その為、自公で過半数なら、すでに織り込み済みということで、一旦円安の動きが小休止して来週の日銀金融政策決定会合の結果を見る、ということになり、利食い売りでやや円高に戻る可能性もあります。ただ320議席を上回れば、さらに緩和などに対する期待感が強まることから、週明けからもう一段の円安になる可能性が高いと予想できます。