「埋めない窓はない」って真実!?

ギャップアップで高値更新後、反落-ドル円
※ご注意:予想期間は12月19日と表示されていますが、本日(18日)の東京・ロンドン・NY市場の値動きを想定した記述となります。
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オープニング直後に昨年4/12以来の高値(84.300円)をつけたドル円は、欧州タイム序盤にはすでに83.610円まで下押しする動きを見せています。しかしながら日銀への追加緩和圧力やデフレ対策への期待感は根強く、先週末終値(83.473円)までの窓を埋め切ることなく、5ヶ月連続でマイナスとなったNY連銀製造業景気指数等を背景にしたドル売りが優勢となる場面こそ見られましたが、その後は緩やかに値を戻す動きを見せています。

 こうした動きは、その他クロス円もほぼ同様でした。89円ラインまで後一歩というところまで上昇していた豪ドル円は窓を埋め(昨日安値88.075円、先週末終値:88.189円)、4/2以来の111円前半まで上昇したユーロ円もあとわずか(昨日安値:109.926円、先週末終値:109.881円)というところまで下押ししています。

“窓埋め”への異なる見方
 こうした中で本日の展開ですが、日銀への緩和圧力に対する根強い思惑(円売り圧力)が潜む中、昨日の下押しが“窓埋め完了”と見るか?、それとも“まだ窓は埋まっていない”と見るか?の見方に、注目が集まるところです。

 昨日は前記したように「利益確定の円買い戻し」が進行しましたが、窓を完全に埋めたのは対豪ドルや対カナダドルという資源国通貨のいくつかであり、対ドルや対欧州通貨ではまだ完全に埋め切れておりません。ただしユーロ円のように“本当にギリギリのところ”まで迫った通貨ペアもあるだけに、見方が分かれるところです。

注目は明日からの日銀政策決定会合
 明日からの日銀金融政策決定会合(19-20日)に注目が集まる中、結果を見るまでは積極的なポジション形成は仕掛けづらいとの声もあります。緩和への期待から下値の堅さは想定されるところですが、ドル円等の“埋め切れていない窓”への意識が高まる展開には、注意しておきたいところです。