ソフトバンクが一段高、米国での携帯市場戦略に期待

 ソフトバンク<9984.T>が大幅続伸、出来高を伴い一時158円高の3145円まで買われる人気ぶりとなっている。17日引け後に、米国の携帯電話3位のスプリント・ネクステル・コーポレーション買収のために国内メガバンクやドイツ銀行と総借入限度額1兆6500億円の借入(ブリッジローン)契約を締結することを発表、公募増資などによる一株利益の希薄化懸念から解放されたことが好感され、朝方から買い優勢でスタートしたが、その後、一段と買いに勢いが加わっている。
 スプリント・ネクステルが、同社が出資する米高速無線通信会社クリアワイヤの完全子会社化で合意したと発表したことが、買い人気を増幅しているもようだ。これはソフトバンクが狙う米国携帯電話市場での成長戦略においての新たな前進とみられたようだ。「現時点では期待先行の部分もあるが、(ソフトバンクの買いの背景は)米国でのビジネス展開が評価ベースとなっており、その意味で米系投資家が買いを入れる対象となりやすい。また需給面の切り口でも、全体相場が脱デフレをテーマとした金融相場の流れにあり、時価総額が大きく指数寄与度の高い同銘柄などは思惑的な買いを誘う」(準大手証券調査部)との指摘。ここ資金の回転が利き始めた個人投資家の買いも取り込んでいる。

ソフトバンクの株価は12時48分現在3140円(△153円)。