<株式トピックス>=来期の増益業種を探る

 12月も半ばを過ぎると、そろそろ来年度の業績について、やや詳細な動向が気になりだす。
 13年度は、中国リスクの顕在化、世界経済の減速の影響から市況・外需型を中心に下方修正される可能性がある。ただ、米国経済が堅調さを維持、中国経済がインフラ投資など景気刺激策により回復感を強める場合は、輸出産業の環境が改善してくる。足もとの中国のPMI(購買担当者指数)の動きなどを見ると、底打ち・改善の動きが顕著になりつつある。中国経済の回復は、アジア経済全般への波及効果も大きく、鍵となりそうだ。リスク回避の動きが薄まり円安基調継続となれば、為替インパクトの大きい電機、輸送用機器、精密機器、機械などに魅力が出てきそうだ。企業業績全体への影響が大きく、構造改革の成否が今後の業績を左右する電機などは変化率妙味がある。
 また、安倍新政権の誕生で、自民党が政策の柱に位置付ける、日銀の追加金融緩和策、「国土強靭化計画」などは、来期も引き続きキーワードとなる。実際にセメント、アスファルトなど関連の建設資材の需要予測は増加基調にある。13年度に入り、建設プロジェクトが本格化してくれば、大手ゼネコンなど技術ある企業のポテンシャルが評価される可能性がある。また、消費税増税前の駆け込み需要発生などで、住宅・不動産株にも見直し余地がありそうだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)