東京株式(前引け)=リスクオンの流れ継続、1万円大台で推移

 19日前引けの日経平均株価は前日比127円高の1万50円と大幅続伸。前場の東証1部の売買高概算は21億2010万株、売買代金概算は1兆166億円と前場で1兆円の大台に乗せた。値上がり銘柄数は1178、値下がり銘柄数は357、変わらずは137銘柄だった。
 きょうの東京株式市場は大きく買い優勢で始まり、寄り付き時点で4月4日以来8カ月半ぶりの1万円大台乗せを達成したが、その後も継続的に買いが続き、1万円トビ台で利益確定の売りをこなしている。全般出来高が増勢となる中で主力株に物色資金が回っている。
 足もとは前日の欧米株式市場が総じて上昇するなど世界的な株高局面にある。前日の米国株市場では「財政の崖」を巡る問題で与野党間に歩み寄りの動きが観測されており、これを背景にNYダウが2カ月ぶりの高値水準に買われるなどリスク選好の動きが強まっている。リスクオンの流れを受けて、為替市場でも円安が進行、足もとは1ドル=84円台前半、1ユーロ=111円台後半でもみ合っており、輸出株などへの追い風も持続している。ここ債券も下落が顕著で、株高、円安、債券安の構図が鮮明。ただ、前日時点で日経平均ベースの騰落レシオは170%を超えるなどテクニカル指標面での過熱感も意識され、全般頑強ながら1万円トビ台では一段の上値を買う動きに慎重さもみられる。
 個別には三菱UFJ、みずほなど大手銀行株が物色人気を博しているほか、野村HDなども買われ、輸出株ではトヨタ、キヤノン、リコーなどが値を飛ばしている。コマツ、ファナックなども堅調。東急建設、クボテックはストップ高。半面、ソフトバンクが利食いに小安く、ヒューリックも軟調。アイロムHD、ルック、クスリのアオキなどが大幅安。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)