<話題の焦点>=ロシアでビジネス好機 鉄道関連に再度注目高まるか!?

 今年8月にWTOへ加盟したのをきっかけに、日本でも投資先としてのロシアに対する注目度が高まっている。

 プーチン大統領が今年3月の選挙を経て4年ぶりに大統領に返り咲いたロシアだが、前回在任期間中の8年間のGDP成長率は平均で6.5%と高かったことから、国民の経済再生に対する期待度は高い。当時の高成長は、世界的な好景気を背景としたエネルギーの需要増加とその価格上昇によるものであり、それはリーマン・ショックによって一変したわけだが、6割を超える支持率は国民の期待度を証明している。世界の成長が鈍化し、もはやエネルギーの輸出に依存するわけにはいかない今回は、はるかに厳しい舵取りが求められるわけだが、そこで期待されているのが、WTOへの加盟と、2014年のソチ五輪、18年のサッカーW杯という国際的スポーツイベントのロシアでの開催だ。

 注目されるのが、ロシア鉄道が11年に提出した「2018年サッカーワールドカップ対応鉄道インフラ整備計画」。この計画にはロシアの2大都市、モスクワ~サンクトペテルブルグ間658キロメートルの鉄道高速化が含まれている。安全性で世界一といわれる日本の鉄道ビジネスの出番だろう。   

◆海外へ積極展開する主な鉄道関連銘柄
ナブテスコ<6268.T>  ブレーキシステム、ドア開閉装置は国内・中国で高シェア
日立製作<6501.T>   小型軽量化に強み、運行システムなどトータルで提案
東芝<6502.T>     車両用電機品のほか、運行システム、受変電設備なども提供
三菱電機<6503.T>   車両駆動用から車内情報機器まで幅広い電装品を提供
富士電機<6504.T>   インバータなどの車両用電機品を生産
東洋電機製造<6505.T> 海外鉄道・地下鉄向け車両用電機品の納入実績多い
明電舎<6508.T>    ドバイメトロの全ての変電所に変電設備を納入
日本信号<6741.T>   ATC(自動列車制御装置)、ATS(自動列車停止装置)など
京三製作所<6742.T>  列車運行管理システムやATC(自動列車制御装置)など
川崎重工業<7012.T>  複数のタイプの車両を開発生産。海外に組立の本格工場有す
日本車両製造<7102.T> 鉄道車両大手、東海道新幹線N700系で5割以上占める
近畿車両<7122.T>   海外納入実績多い。米国や中東などにも
曙ブレーキ工業<7238.T>新幹線のブレーキのシュー(摩擦材)提供。台湾新幹線にも採用

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)