<私の相場観>=松井証券・シニアマーケットアナリスト 窪田朋一郎氏

 相場全般は目先的には騰落レシオなど指標面から過熱感があり、スピード調整も意識されるところだ。松井証券店内の信用買評価損率も12月18日現在でマイナス5.8%まで改善しており、過熱感が出始めた水準とはいえる。ただ、短期的な調整があるにせよ、中期的には、依然として相場の上値余力はあるとみている。

 自民党安倍総裁が金融緩和に積極的な見解を示しているほか、公共投資拡大をベースとした経済対策効果への期待も大きい。この政策スタンスを背景に、足もとで進行する円安も株式市場にとって心強い支援材料だ。

 目先的に日経平均の上値は1万円~1万300円程度までで、1万円大台乗せとなった後は達成感からいったん利食いに押される可能性がありそうだ。しかし、押し目を形成しても、下値では外国人などの長期資金の買いが待つ。下値は9500円くらいまでの調整で、再度切り返す可能性は高い。物色対象は円安を背景に大手電機株が売買を集めている。また公共投資拡大への期待から建設株。金融相場の色彩が強まる中で、出遅れの大手銀行株や証券株も注目だ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)