東京株式(大引け)=237円高、買い気強く高値引け

 19日の東京株式市場は買い優勢で始まり、寄り付き時点で日経平均株価は今年4月4日以来約8カ月半ぶりの1万円大台乗せを達成、後場はさらに一段高となった。
 大引けの日経平均株価は前日比237円高の1万160円と大幅続伸で高値引けとなった。東証1部の売買高概算は40億3441万株、売買代金概算は2兆888億円で、SQを除くと1年9カ月ぶりの高水準となっている。値上がり銘柄数は1419と8割を超え全面高の様相、値下がり銘柄数は211、変わらずは64銘柄。
 きょうの東京市場は欧米株上昇を追い風に引き続き買い意欲の強い展開だった。前日の米国株市場では「財政の崖」を巡る問題で与野党間に歩み寄りの動きが観測され、NYダウが2カ月ぶりの高値水準に買われるなどリスク選好の動きが強まった。為替市場でも円安が進行、1ドル=84円台前半、1ユーロ=111円台後半の円安水準で推移しており、これも東京市場全般に力強い支援材料となっている。きょうは、朝方に債券先物も3カ月ぶりの安値をつけるなど下落基調を強め、株高、円安、債券安の構図が鮮明だ。テクニカル指標面での過熱感も指摘されており、大引け現在の東証1部の騰落レシオは164%まで上昇しているが、需給先行で足もとは押し目待ちに押し目なしの展開となっている。
 個別には三菱UFJ、三井住友など大手銀行が買われ、トヨタ、ホンダなど自動車も高い。キヤノン、ファナック、リコーなども買われた。半面、シャープが安く、アイロムHD、東京電波なども大幅安となった。なお、きょうの新高値更新は167銘柄に及んでいる。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)