午後:債券サマリー 先物は一時プラス圏に切り返すも、買い続かず

 19日の債券市場では、先物中心限月3月限は5日続落となった。大引けは11銭安の143円88銭で、5日続落は昨年11月21~29日に6日続落して以来、約1年ぶりとなる。朝方は、前日比28銭安と急落して始まったが、日銀が市場への円滑な資金供給を進めるため、一層の金融緩和強化に動くとの思惑を背景に、後場寄りに一時上昇に転じ144円台に切り返す場面もあった。しかし、その後は再び売り直されている。自民党政権の打ち出す景気対策として補正予算が10兆円規模に膨らむとの一部報道から、財政規律の緩みや国債の増発懸念が根強いことで、売り優勢の展開が続いている。また、現物市場でも長期債が軟調展開を余儀なくされている。新発10年物国債(326回債)は前日比0.025%上昇し、11月初旬以来の水準となった。
 先物3月限は143円71銭で始まり、高値は144円01銭、安値は143円70銭、終値は前日比11銭安の143円88銭。出来高は4兆3394億円に膨らんだ。10年債の利回りは前日から0.025%上昇の0.780%、20年債は同0.010%上昇の1.745%、30年債は同0.005%上昇の1.985%だった。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)