東京株式(前引け)=過熱感意識され利益確定売りに反落

 20日前引けの日経平均株価は前日比104円安の1万55円と4日ぶりに反落。前場の東証1部の売買高概算は17億3301万株、売買代金概算は8923億円。値上がり銘柄数は629、値下がり銘柄数は901、変わらずは157銘柄だった。
 きょうの東京株式市場は売り先行で始まり、その後も下値を模索する展開となった。前日の日経平均は237円高と今年最大の上げ幅で急騰し、1万円大台を約8カ月半ぶりに回復するなど地合いの強さをみせつけているが、その一方で目先は東証1部の騰落レシオが160%を超えるなどスピード警戒感が強まっている。前日の米国株市場でNYダウが3日ぶりに反落したことが全般買いの勢いを削いでおり、為替市場でも足もとは84円20~30銭の推移、また対ユーロでも1ユーロ=111円30~40銭の推移とやや円高修正に一服感が出ていることも買い手控え感につながっている。きょうまで開催される日銀の金融政策決定会合の結果が午後にも明らかになることで、これを見極めたいとの思惑もあるようだ。
 個別にはシャープが軟調、キヤノン、ホンダなども売られた。ファナックも安く、ファーストリテ、ソフトバンクなど日経平均寄与度の高い銘柄の下げ幅が大きい。日産自、カプコンなども急落した。一方、三菱UFJ、三井住友などの大手銀行株がしっかり。野村HDも買われた。クボテックは一時ストップ高、東急建、クミアイ化学、サニックスなども値を飛ばしている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)