<日銀の会合の結果どう見る?>=10兆円増額に一定の評価 みずほインベスターズ証券 佐藤政俊チーフストラテジスト

 今回の決定会合では長期国債(残存3年まで)5兆円と短期国債5兆円の買い入れ枠拡大を決めた。その配分も含めてサプライズはなく想定内ではあったが、今回は追加緩和見送りという見方も一部にはあったので、その点で日銀の決定には一定の評価は出せると思われる。12月の日銀短観では大企業製造業が先行き改善傾向にあるとはいえ、中小企業は足もとも先行きについても厳しいとの見方で、ここに配慮したという見方が一つ。また、白川・安倍会談が奏功したのかどうかは定かではないが、為替や株式などマーケット対策としての要素も多分にあったかもしれない。ETFやREITの増額はなかったが、ETFはまだ残存が2兆円以上あり、緊急性はないのでこれは予想された。株式市場は下げ幅を縮小しており、相応に好感したといえる。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)