午前:債券サマリー 先物は小幅続伸、物価目標導入には賛否も

 21日午前の債券市場では、先物中心限月3月限は小幅反落。朝方は一時143円80銭台まで下落したが、その後、再度買い物が入り144円台に値を戻した。米国の「財政の崖」問題への懸念もあり、株式市場が上昇幅を縮めると債券市場には買い物が入った。日銀の白川総裁は前日の記者会見で「物価上昇率目標」を導入することを検討すると表明。市場には、「脱デフレ政策が悪いインフレとならないか」と懸念する見方があるが、「政府と政策協定(アコード)を結び、日銀も政府に対して要求を出す姿になることは決して悪いことではない」(アナリスト)とみる声も出ている。現物債市場の10年債、20年債も利回りは低下している。
 午前11時の先物3月限の終値は前日比2銭高の144円03銭だった。出来高は1兆7227億円。10年債は前日比0.005%下落の0.765%、20年債は同0.010%下落の1.720%、30年債は同0.020%下落の1.945%だった。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)