東京株式(前引け)=円高を横目に前引けにかけマイナスに

 21日前引けの日経平均株価は前日比25円安の1万14円と続落。前場の東証1部の売買高概算は20億4723万株、売買代金概算は9565億円。値上がり銘柄数は694、値下がり銘柄数は821、変わらずは172銘柄だった。
 きょうの東京株式市場は寄り付きは大きく買い先行で始まったが、その後為替市場で円高修正一服の動きが出ると値を消しマイナス圏沈んだ。日経平均は一時1万円大台を割り込んだ。為替市場では足もと1ドル=84円台攻防、対ユーロでは110円台後半と円高基調にあり、これが輸出株を中心に利益確定の売りを誘っている。日銀は前日の金融政策決定会合で資産買い入れ枠の10兆円拡大を決めたほか、「中長期的な物価安定のめど」について検討を行うことを表明しており、脱デフレへの期待が強まったが、目先は高値警戒感もあり、為替市場の円高の動きにリンクした株価指数先物の売りなどが頭を押さえた格好だ。
 個別にはトヨタ、日産自など自動車株が軟調、ファナック、TDKも安い。シャープも売られた。東電、東急建設なども利食われているほか、PS三菱、宮地エンジなどの橋梁株も値を下げている。半面、野村HDが大商いで堅調、三菱地所、三井不など不動産株も高い。日本カーボン、東海カーボンが大幅高となっている。黒崎播磨も値を飛ばした。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)