午後:債券サマリー 米国債先物上昇に連動して続伸、引け際利食い 

 21日の債券市場では、先物中心限月3月限は小幅続伸となった。大引けは3銭高の144円04銭で、きょうは東京株式市場の軟調展開を横目にリスクオフの流れを反映して終始堅調。ただ、引け際に利食い売りが出て上げ幅を縮めた。前日の日銀の金融政策決定会合で日銀の白川総裁は「物価上昇率目標」を導入することを検討すると表明、今後も緩和姿勢を続けるとの見方が下値を支える要因となっている。一方、米「財政の崖」を巡る不透明感も安全資産への資金の流れを誘導し、債券先物の上値を買う思惑となっている。特に足もとは米国で減税延長法案の採決が見送られたことで、米国債券相場が時間外で上昇し、それに連動して午後も堅調な動きとなった。現物市場の10年債、20年債、30年債の利回りもいずれも低下している。
 債券先物3月限は143円88銭で始まり、高値は144円14銭、安値は143円86銭、終値は前日比3銭高の144円04銭だった。出来高は3兆2246億円。10年債の利回りは前日から0.010%下落の0.760%、20年債は同0.020%下落の1.710%、30年債は同0.035%下落の1.930%だった。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)