クリスマス、基本は動かないが・・・!?

段落title:日銀追加緩和圧力の期待蒸し返し-円安
※ご注意:予想期間は12月26日と表示されていますが、本日(25日)の東京市場の値動きを想定した記述となります。
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 週明けとなった昨日は、「日銀法改正」を示唆する安倍・自民党総裁発言から円売りが進行しました。

 「(新年1月に開催される次回会合にて)インフレ目標の設定が見送られた場合、日銀法の改正に踏み切る」との考えを示したことが、日銀への追加緩和圧力を期待する声へとつながったからです。これにクリスマスイブという大きく流動性が低下する状況が重なったことから、大きく円売りが進行しました。ユーロ円は112円へと迫り、そしてドル円は昨年4月以来の84.902円・Bidまで上伸しています。

モンティ・伊首相再出馬の思惑-ユーロ高
 ユーロ円の上昇には、「条件付きながら再出馬を検討」というモンティ・伊首相の意向も後押しした感があります。これが「改革継続→政権安定」との期待感につながり、ユーロ買いのフローも台頭したからです。もっともNYタイムに入ると『財政の崖』回避に向けた残り時間の少なさが嫌気され、NYダウのジリ安と共に上値は押さえられました。

クリスマスで休場、基本は動かないが・・・!?
  こうした中での本日の展開ですが、基本的には動意の乏しい展開が想定されるところです。東京タイム以外はほとんどが休場(クリスマス)となることから、大きな動きにはつながりにくいとの声が大勢を占めているからです。特に蒸し返された安倍トレードは欧米勢を中心にしたものですが、その欧米勢がマーケットに参加しないという状況は大きな動意にはつながらないと考えるのが自然です。そう考えると200週移動平均線が展開する84.95-85.00円を突破するには、新たな材料が必要と見られるところです。

 ただし“流動性低下=まったく動かない”と決め付けるのは、あまりにも早計です。当欄でも何度か指摘しましたが、流動性の低下は「些細な材料で普段以上に値が動く可能性を秘めている」と同義でもあります。特に昨日は前記した安倍トレードの蒸し返しで、円売りが進行しています。

 動意が乏しい中で、やや調整の円買い戻しが進行しやすいという流れが基本です。しかしながら普段は大きく取り上げられないような材料で急変動する可能性については、警戒を強めておかなければならないところです。