<マーケットアイ>=突如人気化!含み資産関連 金融緩和と脱デフレで条件揃う(1)

 きのう25日の東京株式相場は、外国為替市場での円高修正の動きを背景に買い先行で始まり、その後伸び悩む場面があったものの、大引け間際に水準を切り上げ、日経平均株価終値は、前週末比140円高の1万80円と3日ぶりに反発し、1万円大台を回復した。この中で、大商いを伴って東証1部上昇率1位に躍り出たのが東京都競馬<9672.T>。突如人気化した〝含み資産関連〟銘柄物色の背景を探った。

 大井競馬場などを運営する都競馬は、前場から買い人気を集め、一時前日比47円高の186円まで買い進まれた。終値は同37円高(上昇率26.6%)の176円となった。出来高は、4067万株(前週末21日の出来高は237万株)と大きく膨らんだ。最近の信用売り残高の増加に伴い、直近の東証信用倍率は1.04倍と信用取組がきっ抗している。

 さらに、東京ドーム<9681.T>も、3日ぶりに反発。株価は、前週末比25円高の305円まで買われ、12月19日につけた297円の年初来高値を更新。終値は同23円高の303円と急伸した。プロ野球・巨人優勝の好影響も加わり、ドーム球場の稼働率アップから、13年1月期の連結経常利益59億円(前期比2.5倍)見通しは大幅に上ブレする可能性が高まっている。これを先取りした動きに加え、含み資産関連株物色の買い人気が波及した。

 川崎、船橋の競馬場の賃貸に加え、ゴルフ場、遊園地を運営しているよみうりランド<9671.T>も、前週末比34円高の327円と急騰をみせた。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)