<マーケットアイ>=突如人気化!含み資産関連 金融緩和と脱デフレで条件揃う(2)

 こうした〝含み資産関連〟物色のベースには、不動産セクターの見直しが条件となる。先週末21日には、主力銘柄のほとんどが売りに押される中で、逆行高で異彩を放ったのが不動産セクターだった。

 不動産は金融緩和により資金調達コストの低下や不動産価格の上昇という収益面でのメリットが大きいセクター。日銀が、20日の金融政策決定会合で資産買い入れ枠の10兆円の積み増し(総額101兆円)を決めたのに加え、「中長期的な物価安定のめど」について検討を行うことを表明するなど、安倍自民党総裁の主張する脱デフレに積極的に歩調合わせる姿勢をみせている。この脱デフレが地価の上昇、含み資産の増大につながるのではとの連想や思惑につながったようだ。

 このほか、ジリ高傾向を継続し、きょう急動意をみせた藤田観光<9722.T>にも注目したい。300円台乗せ後も頑強な足取りをみせている。終値は、前週末比14円高い313円まで買われた。「椿山荘」、「太閤園」、「小涌園」を擁し、不動産業も展開している。1月1日からホテル椿山荘東京がオープンすることも注目。加えて、銀座、浅草の2店舗を保有する老舗百貨店の松屋<8237.T>は、先週後半から株価が動意をみせており、人気が先行していた点から注目したい。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)