<株式トピックス>=主要陣容から見た安倍内閣の焦点

 きょう午後の特別国会で、自民党の安倍晋三総裁が第96代首相に選出され、組閣が終了した。市場関係者からは、新内閣について党内実力派の起用で安定感を重視した重厚な布陣との見方が出ている。
 まず、注目なのは、副総理兼財務相・金融担当相への麻生太郎元首相の起用だ。麻生氏は「上げ潮派」と呼ばれる積極財政論者で、安倍首相の掲げる政策と一致している。財務相だけでなく、金融担当相も兼務することから権限は強大なものとなりそうだ。また、韓国とのパイプの太さでも知られており、その点でも注目を集めることになる。
 さらに注目なのは、経済再生担当相の甘利明氏だ。社会保障・税一体改革担当相も兼務する。経済諮問会議と日本経済再生本部の両所管を統括する中で、政策をどう振り分けするかがポイントになる。金融政策面においても、同氏の日銀総裁とのやり取りが着眼点となりそうだ。
 安倍氏、麻生氏、甘利氏の三氏の過去の考え方や行動から類推すると株式市場にとっては、かなり歓迎すべき陣容といえそうだ。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)