東京株式(寄り付き)=新政権への期待を背景に続伸、新高値に

 27日の東京株式市場は買い先行、寄り付きの日経平均株価は前日比64円高の1万295円と3日続伸。3月27日の年初来高値1万255円を抜いた。為替市場で1ドル=85円台半ば、1ユーロ=113円台前半と対ドル、対ユーロともに一段と円安が進行しており、これが輸出主力株を中心に支援材料となっている。前日の米国株市場では引き続き「財政の崖」への懸念が取り沙汰される中、NYダウが小幅ながら3日続落と軟調だったが、東京市場では安倍新政権への期待と足もとで進む円安を拠り所に買い意欲に衰えはみられない。前日、新首相に就任した安倍自民党総裁は就任記者会見で、新内閣を“危機突破内閣”に位置づけ、「デフレ脱却が政権の使命」ということを強調しており、これが全般株式市場にとっても心強い追い風となっている。ただ、東証1部の騰落レシオが前日大引け時点で144%とテクニカル的には過熱感が意識されることから、買い一巡後は上値が重くなる可能性もありそうだ。
 業種別では電力ガス、医薬品などを除きほぼ全面高。値上がり上位業種は、鉄鋼、海運、倉庫、石油、その他金融、輸送用機器、鉱業など。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)