外為サマリー:円、2年3カ月ぶりの円安水準、麻生発言も円売り要因に

 27日の東京外国為替市場の円相場は、午前10時時点で1ドル=85円64~65銭近辺と前日午後5時時点に比べ29銭の円安・ドル高。前日のニューヨーク市場では一時、1ドル=85円72銭と2010年9月以来、約2年3カ月ぶりの水準へ下落した。対ユーロでは1ユーロ=113円36~40銭と同74銭の円安・ユーロ高。2011年8月以来、1年5カ月ぶりの円安・ユーロ高水準となっている。
 26日に発表された11月の日銀金融政策決定会合議事要旨で金融緩和に向けた積極的な姿勢が確認されたほか、麻生太郎副総理兼財務・金融相が「2012年度の補正予算は新規国債44兆円枠にこだわらない思い切った規模とする」と記者会見で発言したことなどから円安・ドル高が進行した。市場には、「円売りには勢いがついており、新年にかけ一段の円下落もあり得る」(外為アナリスト)との見方が出ている。
 ユーロ・ドル相場は、1ユーロ=1.3229~30ドルと前日午後5時時点に比べ0.0034ドルのユーロ高・ドル安となっている。

出所:株経通信(株式会社みんかぶ)